ごくせんとROKKIES
ヒカル子が昨年見入ってしまったドラマと言えば、「ごくせん」と「ROOKIES」で、お気に入りのドラマ中でもかなり力を入れて見てました。
ヒカル子の中学時代を思い出すからです。ヒカル子の通っていた中学は、何でもありの中学で、今でも覚えているのが、入学式の時に壇上で担任発表の時に人気のない先生には「えーっ!!」という声と共にブーイングが出て、人気のある先生にはイェーっ!!」という声と共に指笛を鳴らしたり手を振る先輩方でした。
そして、授業中にはバイクが校庭に入ってきたり、朝の会で担任から「今日は●●中学から角材を持った生徒が殴りこみにくるという知らせがあった。校庭に出ないように!!」なんていう話を平気でされている中学校でしたが、とても生徒はいい子たちでした。
そしてなによりヒカル子の3年間ず~~~っと担任をしてくれていた先生がと~~~っても熱くて、本当に生徒を心から信じる素敵な先生でした。
どちらかというと川藤というよりはヤンクミに近いかな・・・・・
特に1年生の時は、事件がたえませんでした。その中で印象に残っているのが授業ボイコット事件。
当時ヒカル子は理科係をしていました。理科の授業が終わった後、理科の先生から理科係は後片付けを指示されて、後片付けをしていました。
理科の先生がチャイムが鳴った後もきりが良いところでやめたいとおっしゃって、休み時間に食い込んで授業が終わったので、当然後片付けも次の授業に食い込んでしまったのです。
理科の先生から、「次の授業が始まっているだろう。理由をきちんと言いなさい。」と言われて理科室を出て、次の授業の教室に入ろうと扉を開けたところ、保体の先生が(次の授業は保健体育でした)いきなり「何、授業に遅れてんの!!廊下に立ってなさい!!」とヒステリックな声で言われてしまいました。
この女の先生は時々自分の気分で怒鳴る先生でしたが、この時には理科の先生の言うとおりにきちんと理由を言えば授業に参加できると思ったヒカル子達は理由を伝えると「嘘をつくんじゃない!!廊下に立ってなさい!!」とまたまた怒られてしまったのです。
結局ヒカル子達、理科係は廊下に立たされていました。そして暫くたってから保体の先生が出てきて「反省をしている者は授業に出ていいわよ。」と言われたので、理科係全員で教室に入ろうとしたら、突然、保体の先生から腕を引っ張られて「嘘をつくんじゃない!!反省なんかしていないくせに!!」と言われてまた廊下に引き戻されたのです。
先生のこの言動を許せなかったヒカル子達は結局クラス全員を巻き込む授業のボイコットを決行したのでした。
保体の先生からの謝罪がないかぎり授業には全員参加しないという方向になりました。
当然ですが、色々な先生が慌てふためいて生徒たちと入り乱れてしまい、担任の辞職にまで事が及んでしまい学校は大混乱になってしまいました。
この時に担任の先生が、おもいっきり自分の気持ちを書いた手紙をクラスあてにくれました。
みんなで、どんなに自分たちが正しくてもそれを解決する方法には、ルールがあるという事を知った瞬間でした。
正しい事を伝えるからこそ、きちんとした言葉が必要なのです。
そして担任が学校を辞めようと学校に来たときに、みんなで辞めないように説得にいきました。みんなで「なんで先生が辞めるんだよ!!」 「先生辞めないで!!」とドラマさながらにみんなで先生に言いました。
担任は辞めずにすみました。ヒカル子達もおとがめなしでした。理科の先生が、きちんと職員会議で話をしてくれて、保体の先生が生徒の理由を聞かなかった事を認めてくれたのです。
色々ありな中学でしたが、集団でしかもクラス全員で行動したのは初めてだったと、卒業するまで言われてしまいました。
この時の担任の先生に憧れて、ヒカル子は学校の・・・・・中学校の先生になりたいと思ったのでした。
悪い事にはきちんと怒ってくれて、生徒を信じる時には誰がなんて言っても生徒を信じきった先生。そんな先生になりたいと思っていました。
時を経て、今は非常勤ですが私立高校の先生として授業を持たせて頂いています。
そして、県立高校では演劇を教えています。
生徒と接する時にいつも思う事は、生徒ひとり一人の気持ちを大切にしたい・・・という事です。
ROOKIESとごくせんを見ると、懐かしい中学時代や恩師を思い出したり、今の自分が生徒と接する時に誠心誠意で、生徒の気持ちを受け止めたいと自分への確認になるヒカル子です
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